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《4年前の夏、卵巣嚢腫が見つかり、卵巣の一部を手術で摘出した。手術の前夜、病室から地元のラジオ局にメッセージを送り、SMAPのヒット曲「がんばりましょう」をリクエストした。すると、番組のパーソナリティがラジオから私を励まし、この曲をかけてくれた。胸に響いた。勇気をもらえた気がした》

 

SMAP解散発表前日の8月13日、読売新聞朝刊の投書欄に「病気の私 励ました歌」と題するこんな文章が寄せられていた。グループの年内解散が決定して以来、新聞の投書欄にそんな思い出を綴る人が増えているという。91年9月のCDデビューから25年もの間、第一線で活躍し続けてきたSMAP。それだけにファンはもちろん、ファン以外の人の胸にもたくさんの思い出が詰まっているようだ。

 

「平成は、SMAPの時代だと言っても過言ではないでしょう。彼らは時代に愛されたアイドルでした」と語るのは、作家でアイドル評論家の中森明夫さん(56)だ。SMAPが日本中から愛されてきた理由。中森さんによると、それは彼らが持つ“身近さ”にあるという。

 

「“アイドル冬の時代”に現れたSMAPは、これまでにないバラエティ路線へ活路を求めました。そんながむしゃらに頑張る姿を見て、みんなが共感したんです。決して完璧ではないけれども、どこか愛すべき存在。これまでにはなかったカジュアルなアイドル像、それはまさに平成という時代が求めていたものでした」

 

そんなSMAPを象徴する曲となったのが『世界に一つだけの花』だった。

 

「昭和はナンバーワンを目指して経済成長を遂げてきました。しかしその後、バブルは崩壊。日本中に閉塞感が出て来ていました。そんなとき、彼らはこの歌で『オンリーワンでいいじゃない』と訴えたんです。言っていることは、すごく単純かもしれない。でもそのひと言に、いったいどれだけの人たちが救われたことでしょうか――」

 

そこで今回、本誌は「わたしとSMAP」と題して、読者のみなさまからの声を集めることにしました。悲しい失恋を励ましてくれたあの曲、大切な人を守りたいと思わせてくれたあのドラマ、親子2世代でのファン交流などなど……あなただけのSMAPとのエピソードを大募集いたします。心揺さぶる優秀作は、女性自身12月号で掲載予定。解散まであと4カ月。最後に5人のメンバーたちに“心からの感謝”を伝えましょう!

応募方法


応募方法はメールで件名に『わたしとSMAP』と記載し、本文中に〒、住所、氏名、年齢、電話番号を明記のうえ、jisin@kobunsha.comまで。エピソードは400文字以内とし、締切りは11月15日。優秀作は今年12月の年末発売号およびWEB女性自身(https://jisin.jp/)での掲載を予定しております。
(いただいた内容は当企画以外に使用しません。掲載の問い合わせについてはお答えできません。掲載号の誌面でのご確認をお願い申し上げます)

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