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「待合室には診察を待つ患者さんが何人もいました。でも真夏なのに、そこへ眼鏡とマスクで顔を隠した男性が入ってきたので、妙に目立っていて……。男性は、そのまま診察室へ向かうと、ドアを開ける直前にマスクを取って、丁寧におじぎをして中に入っていきました。でも、その一瞬で見えた顔が、TOKIOの山口くんだったので、『えっ、なぜこの病院に彼が?』とびっくりしてしまって……」(患者の1人)

 

8月に記者会見を開き、突然の離婚を発表した山口達也(44)。08年にサプライズ入籍を発表した元夫人のA子さん(40)は元モデル。08年に長男(8)、10年には次男(6)を授かっている。幸せな家族生活を送っていると思われていただけに、突然の離婚には大きな衝撃が走った。

 

会見で、“離婚の責任はすべて自分にある”と頭を下げた山口。だが、“ジャニーズ初”といわれた離婚発表でも、まったく山口の評価は下がらなかった。離婚発表後、初めての番組改編期を迎えたこの10月も、TOKIOがメーンパソナリティを務める『鉄腕DASH』(日本テレビ系)は、特番で視聴率20%超えという驚異の数字を叩き出した。新番組をそろえた他局に圧勝し、離婚の影響をみじんも感じさせない仕事ぶりを続けている。

 

だが――。離婚と前後して、山口がたびたび通う病院があった。

 

離婚会見から2カ月前の6月下旬。都内のスタジオで番組収録を終えた山口は、マネージャーが運転する車でこの日も病院へ向かった。車が着いたのは、ある病院の駐車場。車からマネージャーだけが降りると、診察の受付を済ませて、山口を呼びに戻ってきた。車を降りた山口は、建物の奥にある入口を開けると一直線に診察室へと向かっていった――。

 

「ここは、アルコール依存症の治療に定評がある病院なんです。有名人の患者さんも多くいらっしゃいますが、病院とも相談の上で、一般の患者さんとはできるだけ接触しないようにすることもあります」(医療関係者)

 

本誌は数回にわたって、山口の通院姿を確認した。つねに車で病院を訪れる山口。毎回、診察時間は30分足らず――。じつは、8月の離婚会見で、山口はぽろりとこんな話を漏らしている。

 

「(離婚に)大きなひとつの原因というのはありません。すべてが原因だと思っています。趣味のサーフィンだったり、お酒の飲み方であったり」

 

みずから“酒の飲み方”に言及した山口。以前から、山口の“お酒好き”については、

 

「ロケで地方に行って夜にみんなで飲むときも、いつもマネージャーさんがお酒を飲みすぎないようにしてますよ。最近は、昔ほど酔っぱらうことはなくなりましたが……」(出演番組のスタッフ)

 

夫婦のすれ違いを生んだ原因のひとつに“お酒”があったのだろうか。だが、所属するジャニーズ事務所に確認すると、依存症治療目的での通院はきっぱりと否定した。

 

「通院しているのは間違いありませんが、山口はアルコール依存症ではありません。3年前から続いていた離婚問題などで、心身ともに少し弱ってしまったので、その治療のために通っているのです。その病院とは1年半ほど前に山口が知り合いから医師を紹介されてからのご縁です。それから、だいたい月に1回のペースで担当の医師からカウンセリングを受けてきました。離婚が正式に8月に成立し、また医師の方の適切な助言のおかげもあって、現在は心身ともに健康な状態に戻っております。ですので、今は時間のあるときに顔を見せに行っている程度です。みなさんにご心配をかけるようなものではありません」

 

会見では、ときに笑顔も見せていた山口だったが、やはり愛する家族との別離は、並大抵の心労ではなかったようだ――。

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