2010年1月9日夜、ハリウッド大通りで、アメリカ進出、第一弾となる、パフォーマンスをやりとげたばかりのYOSHIKIが、翌10日(ロス現地時間)、その心境と、そこに至るまでの道のり、首の手術後について、また TOSHIとの思い出を、涙と笑いで語った。

★熱狂から興奮さめやらぬ中、自宅で、和やかに、笑顔あり、涙ありで、本誌に語った YOSHIKI。
彼の豪邸に、テレビクルー以外、日本の新聞・雑誌の取材人が入るのは初めて!

前日、1月9日「コダックシアター」でおこなわれたステージの感想を話し始める、YOSHIKI。
YOSHIKI
image「今は、首痛いです、正直(苦笑)
昨年の手術以来、初めてドラムを叩きましたね。
正確には二日前に、『Jade』で初めて叩いて。昨日は、悪い感じでもないようでした。
ただ二日前、(首が)悪い感じがしたので、ずっとお医者さんがいましたね。それで昨日の撮影は、結構冷静にやっていました。
昨日の撮影は、気持ちよかったのと、全部、自分で仕切っていたので、うまくいくようにというので気疲れしましたね。でも気持ちよかったですよ」

復帰初、ドラムプレイはコルセットを黒く塗って
昨年行った首の手術後については、
YOSHIKI
「本当は、フュージョンという骨と骨の間を固めるのをやりましょうと、今も言われいます。
でも2年ぐらい、ちゃんとした生活を続けていたら、避けられるかもねと言われているんですね。
で、昨日も医者がいたんですが、なるべく、そんなに激しくやらないようにと言われています。
だからドラムのときは、黒く塗ったコルセットをつけてましたね。
ほら、単純に黒く塗ったコルセットです。今、あるんじゃないかな」
と、テーブルで、前日の撮影時にしていたというコルセットを見せてくれた。
「単純に黒く塗っただけです。ちょっとファンデーションついちゃったかな。
黒いと医療品っぽく見えないですね。コレ、付けてやっていました」

imageハリウッド映画の街、しかも「ハリウッド&ハイランド」でアーティストの撮影は、おそらく世界初だという。そのことに関しては。
YOSHIKI
「そうですよね……こっちの人たちがびっくりしていましたね。
けっこういろんな関係者の人、業界の人たちが来ていたんですよ。その人たちがみんな、びっくりしていましたね。
『こんなことやった奴はいない』と、言ってました。
映画関係者、スタッフ、いっぱい動いているので、そこに、自分で全部、指示を出してやったので、日本から来てやったわけじゃないので、僕は(LAに)住んでいるので……よく考えてみると、逆に出来たんでしょうね」

PV撮影では、メンバー5人が芝居に挑戦したというが。
★YOSHIKI オオカミ男に変身
「はい、恥ずかしかったですね。一昨日、僕がオオカミになる過程で監督に、『自分はロックスターだけどアクターじゃない』って笑いながらですけど、話していましたね。
僕が、オオカミになる曲は『Jade』です。1月12日には、僕、一人ですけど『紅』の撮影をまたやりますね」

★消防署出動に、火災報知器鳴りやまず!!
「(昨日、ホテル屋上で)ヘリの撮影があったじゃないですか? ピンクのスモークが出て、あれで火災報知器がなりっぱなしで。どこへ行っても人騒がせですよね(笑)。
LAシアターでも僕、ベッドシーンというかラブシーンの撮影をやってたんですよ。
そこで劇場の天上の水道管が爆発して……撮影中ですよ。
みんなに『こんなことはないですよ』と言われましたね。
本当に何ごともあって、無事に終わらないですね、X は……(苦笑)」

★制作費 100万も5億も関係ない!
image

今回の、ハリウッド映画並の総制作費5億円については、
「まぁ、でも制作費とかスタッフの人数とか、あんまり僕関係なくて。
僕は、いいものが出来ればいいというのと、あんな風にファンの人が集まってくれたこと自体が、一番嬉しいですね。
制作費が100万円でも5億円でも、なんかあんまり、関係ないですね。
気持ち的には一緒ですよね。
たまたま、かかっちゃったっていう(笑)。
アイデアをどんどん言っていったら、そういう風になっちゃったというだけですね(笑)。
冗談で言ったことが実現して、僕がおかしいというか、恐ろしいですね、下手なこと言うもんじゃないですね(笑)」

imageとはいえ、YOSHIKIは、大きなイベントを成功させて幸せそうで、言葉も滑らか!
このMV撮影は、アルバムを視野に入れているという。
アメリカ進出、「名詞」代わりのX JAPAN/LAパフオーマンス

「表現するのに、わからないじゃないですか、X JAPANって。
あー言うのを、(9日のステージを)見せるしかないですもんね。
ものすごい高い名詞ですね(笑)。
僕も友たちや、エージェントとかパブリシティとか、一杯来ていたんですけど、みんな、『YOSHIKIのやっていたことがやっとわかった』と言ってました。あの場所だけで。
アメリカって基本的には、ガツガツに飛ばす系のをやると、バラードやるのがNGだったりして、どっちかなんですね。
でも僕、『ENDLESS RAIN』の静かなのを、ワザと入れたんですね。 Xって両面あるんだよって。
もう、激しいのなら激しいのだけでいったほうがいいとか、ポップならポップだけにしたほうがいいとか、バラードはやめたほうがいいとか、いろんな意見があったんですね。
それで、みんなにいろんなことを言われていて、
僕が、『じゃ、見てみてよ、お客さんも歌うし』と、言ったら、『あっ両方ありなんだね』とわかってくれて。
なんかまた一つ、壁を破れた気がしますね」

imageX JAPANを知らなかったアメリカ人から、「日本のローリングストーンズみたい」と、言われたYOSHIKI、嬉しそうに、満足げに微笑んだ。
YOSHIKI
「あ~うれしい!!!!(感慨深く歓びをあらわす)
僕も、ロケバスに向かうときに、アメリカ人の男性に、『たまたま通りががりで知ったけど、ファンになった。もっとあなたのことを知りたい』と言われて、『ネットで調べればわかるけど、ありがとう』と応えたことがあったんです。
でも、わかってもらえるのは嬉しいですよね。良かった~!!!
音楽で勝負していきたいですもんね、元々ミュージシャンですもんね(笑)。
基本的にミュージシャンと、言っても、僕は、エンターティナー、人を楽しませるショービジネスの中にいると思っているので。
そういう意味ではいいですよね、そういうところ、(X JAPANは)いってますよね」

と、微笑みながら語るYOSHIKI。次回へ続く!!

次回は、TOSHIへの思いやこれまでの軌跡を思い、YOSHIKIが涙する場面も!! お楽しみに!

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