X JAPANのリーダーYOSHIKIが、10月29日、東京・渋谷TOKYO FMスペイン坂スタジオの『Skyrocket Company』の公開生放送に登場した。
「ただいま~」と、YOSHIKIがスタジオ入りした途端、抽選で選ばれたファン300人から大歓声があがった。
スペイン坂スタジオの公開放送に東京するのは2005年3月以来8年7か月ぶり。
「半分緊張するようなしないような。僕は、ファンの人がいてくれたほうが緊張しないんです」とファンに笑顔で手を振る。
パーソナリティを務める、マンボウやしろと高校が同じと知り、数年前に母校を表敬訪問したことを明かし、「昔、結構ワルだった時期もあったので、『校長室へどうぞ』と言われて、怒られるのかと思った。おぐらのパン屋まだあるのかな」と、思い出を語った。
「文部両道の学校で、剣道や野球も強かった」と語るYOSHIKIに、マンボウやしろが、
「野球部が甲子園に出たときには、すごい寄付をしたんですよね」と問いかける。
「2千万……甲子園に応援に行こうとしたら、高野連に『騒ぎになるから来ないでください』と。仰る通りなので、陰ながら、ちょうど東京ドームのライブのリハーサルをしていたので、中継を見ていたら、『紅』が応援でかかって、燃えちゃいました」
先月世界でリリースされた、8年ぶりのソロアルバム「YOSHIKI CLASSICAL」に、話が及ぶと、「僕は悲しいメロディが得意。悲しみを味わってきたので、曲に出てきてるのかもしれない」
マンボウやしろは、YOSHIKIのアルバムを聞いて、自分の心の琴線に触れ、「苦しみを乗り越えてきた明るさを感じた」と感想を述べると、YOSHIKIは、柔和な表情で、
「人生、いいことばかりだと楽しくない。悲しみがあるから楽しいからね」
このアルバムに収録されている、99年の天皇陛下御即位十年記念式典の奉祝曲「Anniverary」や、ゴールデングローブのテーマ曲が流れる間、YOSHIKIはファンとみんなでXポーズでの記念撮影とファンサービス。
2020年の東京オリンピックに話題が及ぶと、五輪テーマ曲にも意欲をのぞかせた。
「公式テーマソングのオファーが来たら、それはお受けします。日本には素晴らしい作曲家の方々がたくさんいらっしゃいますし、みんなで盛り上げる、その一部になれたら光栄です」
オリンピック東京開催が決定したときは、東京に帰国中で、思わすガッツポーズ
をしたというYOSHIKI。
「気合入りますね」と、7年後のオリンピックへの熱き想いを見せた。
「私の相棒」コーナーでは、手ばなせないものを尋ねられると、
「コンサートや、緊迫したときに、和むものが必要なんです」と、“相棒”の1m20~30㎝はある、Yoshikittyをスタジオの隣席に“招き入れ”た。
「大体、楽屋にいて、頭にきたときに、(Yoshikitty)を見ると、『あっ怒っちゃいけない』と気付いて和むんです。スタッフも僕が怒らない“お守り”みたいに持ってます(笑)」
YOSHIKIは、終始笑顔のリラックスムードで、約30分の生放送の最後に、リスナーに向けて、「僕は何かやるごとに、○年ぶりとつくので、これからは、その期間を短くしたいです。ロスに住んでいますが、東京オリンピックもそうですが、海外に誇れる日本になれるように、一緒にがんばりましょう」と、メッセージを送り、スタジオを後にした。
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