累計発行部数200万部の大ヒットコミックを実写映画化した『イキガミ』のティーチイン試写会が16日、東京・早稲田の早稲田大学にて行われ、主演の松田翔太(23)、瀧本智行監督(41)らが学生たちからの質問に応じた。同作は、24時間以内に死ぬと若者に宣告する手紙“イキガミ”の配達人と、受け取る人間の壮絶な最期を描いた物語。“イキガミ”配達人・藤本を演じた松田は「世間の正しさと自分の価値観に摩擦が生じることが多くある」と語り、ジレンマを抱える主人公を演じる上で「藤本が感じている気持ちは、ニュースを見ている時の一方通行感に似ている。いってみれば、世間的な市場価値と、自分の個人的な価値観の摩擦。だから、ニュースをたくさん見て、ストレスを溜めるようにした」と意外な役作りを明かした。
(撮影・横山孝行)