『北国の春』『高校三年生』などのヒット曲で知られ、昨年12月6日に急性心筋梗塞のため死去した作曲家・遠藤実さん(享年76)のお別れの会が29日、東京・新宿の京王プラザホテルで行われた。“人情の作曲家”といわれた遠藤さんらしく、作曲家・船村徹氏(76)をはじめ、小渕優子少子化担当相(35)、歌手では北島三郎(72)、五木ひろし(60)ら歌謡界や政財界関係者、ファンら1000人が参列し、別れを惜しんだ。遠藤さんから託された遺作『比叡の風』を6月のデビュー記念日に発売する北島は「その時には(天国から)降りてきてくれると思う。天国からずっと演歌を守ってほしい」と語った。(撮影・河崎文雄)