行き場のない焦燥感と絶望感にかられ、破滅へと向かっていく若者の姿を描いた映画『USB』。現在公開中のこの作品の舞台挨拶が13日に都内劇場で行われ、女優の桃井かおり(58)、奥秀太郎監督(33)らが登壇した。現在ロサンゼルスと東京を行き来して仕事をしている桃井は、前日の12日に帰国したばかり。今作出演のきっかけは、奥監督の『カインの末裔』を見て「すごく面白かったから、私から声をかけていろいろ情報交換した」ことだという。桃井は「久々に興奮する映画だった。だから、私、今日来てるのね」と映画を絶賛した。映画は今後、海外映画祭にも出品を予定しており、ベルリン映画祭事務局も興味を示しているという。(撮影:鈴木高宇)