1年の世相を反映し、強烈なインパクトを残した言葉に贈られる『2009 ユーキャン新語・流行語大賞』が12月1日、都内で発表された。表彰式にはベスト10に選ばれた「こども店長」の加藤清史郎(8)や「草食男子」の小池徹平(23)らが出席。大賞は鳩山由紀夫首相(62)の「政権交代」だった。会場で人気を集めたのが、加藤清史郎(8)。清史郎は今年1月、NHK大河ドラマ『天地人』で直江兼続の子供時代を演じ、名セリフ「わしはこんなとこ来とうはなかった!!」で一躍、人気者に。受賞のきかっけとなったCMでは自動車販売店の店長役として出演し、エコカー減税を子供らしい可愛い例え話でPR。赤いジャケットがトレードマークの「こども店長」は清史郎くんの代名詞となった。表彰式後の囲み取材では、報道陣に「将来何になりたい?」と聞かれ「トヨタの店長」と模範解答も。来年の抱負について質問されると、「来年も何にでもガンバリたい」と答え、てっきり仕事面の話と思いきや、「鉄棒とか跳び箱。坂上がりは苦手だから無理だし。友達は跳び箱7段を飛べるのに、僕は4段しか飛べなくて悔しい」と、すっかり8歳の子供の顔に戻っていた。さらに、大人になることへの願望ものぞかせ「夜遅くまで起きられるから」と、愛くるしい笑顔で会場を和ませた。(撮影:鈴木鍵一)

関連カテゴリー: