「これ、読んだ瞬間、鳥肌が立ちました。その後にだんだん涙があふれてきてね。私にはもったいない言葉。恐れ多いと思ってね」。11月29日に行なわれた長男・興毅と内藤大輔(35)との“因縁”の対決は、3─0の判定で、挑戦者・興毅が圧勝。興毅はこれで、WBAライトフライ級とWBCフライ級の2階級制覇を達成した。テレビ中継は終了後、興毅が母にいちばん伝えたい言葉があったのだ。興毅は、リング上でこう言った。「このベルトは俺を産んでくれたお母さんに捧げたい」実の母が、興毅の言葉を知ったのは、翌朝の新聞でのことだった。その瞬間の思いが、冒頭の言葉である。両親の離婚後、母を思う興毅は、どのように育っていったのか。本誌NEWS班が実母に直撃!独白160分。