俳優の香川照之(44)が3日、千葉・成田市の成田山新勝寺の豆まきに「特別年男」として参加した。出演するNHK大河ドラマ『龍馬伝』の岩崎弥太郎役から、参拝客から「弥太郎~!」の掛け声が。香川は「温かく迎えていただき、大河の存在の大きさを感じました」と笑顔。本尊の不動明王が鬼さえも改心させる力があるとされるため、「鬼は外」とは唱えないのが習わしで、「福は内」の掛け声のみ。参加者はピンクや赤、緑のかみしも姿で、新勝寺本堂前の特設ステージや廊下に並び、世界平和や五穀豊穣(ほうじょう)を願って豆まきを行った。豆まきは計三回行われ、大豆計八百六十キロ、落花生計四百キロがまかれたという。境内を埋めた参拝客らは、今年の「福」をつかみ取ろうと、競って手を伸ばしていた。また、10年連続で豆まきに参加していた横綱朝青龍(29)は、飲食店関係者暴行事件で参加を辞退、翌日の4日に引退を発表した。(撮影:小山伸正)