16日、サンケイスポーツなど在京スポーツ7紙の映画記者が選ぶ『第52回ブルーリボン賞』の授賞式が東京・銀座ブロッサムで行われた。司会者は例年、前年の主演男優・女優が務めている。今年は『おくりびと』で主演男優賞を受賞した俳優の本木雅弘(44)と『ぐるりのこと』で主演女優賞を受賞した女優の木村多江(38)が務めた。今年は『おっぱいバレー』で主演を演じた女優の綾瀬はるか(24)が主演女優賞を授賞した。綾瀬は「素敵な作品に参加させていただいて、支えてくれた共演者のみなさんやスタッフのみなさんに感謝している」とあいさつした。報道陣から、来年の司会について質問されると「(主演男優賞の)鶴瓶さんと一緒なので安心しています」と笑顔を見せた。また『ディア・ドクター』と『ガマの油』に出演して助演男優賞を受賞した俳優の瑛太(27)は「鶴瓶さんと西川(美和)監督と賞を取れたことは一生の宝。日本を代表する俳優になって、このような場所で司会できるようになりたい」と意欲を語り、拍手を浴びた。その他、監督賞は『ディア・ドクター』の西川美和監督(35)、助演女優賞は『ヤッターマン』に出演した女優の深田恭子(27)、新人賞は『重力ピエロ』『ホノカアボーイ』に出演した俳優の岡田将生(20)、外国語映画賞はクリント・イーストウッド監督の『グラン・トリノ』が受賞した。(撮影:加治屋誠)