31日、赤坂サカスで舞台『余命1ヶ月の花嫁』の制作会見が行われ、女優の貫地谷しほり(24)と俳優の渡部豪太(24)が出席した。本作は、若くしてがんに侵されながらも、最期まで生への意志を失うことなく、短い人生を全うしたヒロインと、彼女を支え続けた、親族、友人、そして彼女の恋人を描く感動の物語。主演の貫地谷が、「今、一生懸命台本を読んでいるところですが、まだ第三者としてしか台本を読めていないので、ただもう涙がとまらない。これから少しずつ、ヒロインの長島千恵さんに近づいていけたら」と話した。「今までは主演について聞かれると、プレッシャーになるので『主役といってもひとつのコマです』と言ったりしてきたが、今回は、一生懸命“肩肘張って”演じていきたい。みなさんに感動を届けられるよう頑張ります」と意気込んだ。恋人役の渡部は、「題材はとても悲しいものですが、真正面から作品に向き合っていく。この作品を通して、自分自身に何を残せるか。生きるということや愛について理解を深めていきたい」と作品について熱く語った。(撮影:柴田悟)