8日、東京・紀尾井町のグランドプリンスホテル赤坂で、映画『死刑台のエレベーター』の完成報告会見が行われ、ダブル主演の吉瀬美智子(35)と阿部寛(46)、緒方明監督()、小椋悟プロデューサー()が出席した。同作は、愛人関係にある男女(阿部、吉瀬)が、女の夫の殺人計画を試みたものの、男がエレベーターの中に閉じ込められたことから衝撃の結末に至るまでを描く物語。魔性の女を演じた吉瀬は「普段から悪女役をやらせていただいていますが、また今回も楽しませてやらせていただきました」と笑顔で話した。劇中で阿部に「“あの人を殺して私を奪いなさい”というセリフがありましたが、普段は言えない、お仕事だから言えること(笑)。彼女は本当に強い女性で非日常的。楽しんでやらせてもらいました」と魔性の女を楽しんだ様子であった。そんな吉瀬に翻弄される男性を演じた阿部は、「武将など強い男の役を多く演じているのですが、本来はこっちの(翻弄される)役のほうがあってるんじゃないかな(笑)」と話し、「ここまで過激ではないけれど、そういう(翻弄されるような)恋愛もしたことがある」と、思わぬ告白が飛び出し、周囲を驚かせた。(撮影:鈴木鍵一)