女優の井上真央(23)が来年3月28日スタートのNHK連続テレビ小説『おひさま』のヒロインに決まり11日、東京・渋谷の同局で発表会見が行われた。同作の舞台となるのは、長野県安曇野市と松本市。戦争をはさむ激動の昭和時代に、そば作りを通じて、太陽のような笑顔で人々を照らし続けた女性の一代記を、美しい風景の中に描く。井上は「主人公の家族や友人も温かく描かれていて、台本を読んで泣きました。早く、物語の世界観に飛び込みたい」と話し、「最近、暗いニュースが多い中で、笑顔で、人を明るく照らしてあげられるような、たくさんのメッセージを届けられたら」と意欲満々だった。会見に同席した小松昌代チーフプロデューサーは、井上の起用理由を「温かい気持ちになれる人で、まっすぐな笑顔を持った人が井上さんでした。また、地デジ完全移行の年で最初の朝ドラにもなるので、井上さんの明るい印象から成功の意味も込めてでもあります」と井上を大絶賛した。(撮影:横山孝行)