2日、東京国際フォーラムで映画『悪人』(9月11日公開)のジャパンプレミアが行われ、出演者の妻夫木聡(29)、深津絵里(37)、樹木希林(67)、柄本明(61)、満島ひかり(24)らが出席した。同作は、殺人を犯した孤独な男(妻夫木)と、殺人犯と許されない愛を貫こうとする女(深津)、被害者家族と加害者家族の善悪の葛藤を描き、事件の真相に迫りながら、一体誰が本当の“悪人”なのか?見る者に問いかけていくというストーリー。また、『モントリオール映画祭』(8月下旬開幕)のワールドコンペティション部門へ出品も決定している。映画祭の出展に妻夫木は「結果はどうであれ、世界の人たちに『悪人』が見てもらえるのが嬉しい」と笑顔を見せた。これまでのイメージを覆す悪役を演じたことに対して「役者人生でやれることは出し切りました」と満足な表情だった。今回で3度目の共演となった深津について「本当に根性のある女優さん。大きな心で受け止めてくれて、自由に芝居が出来ました」と絶賛した。(撮影:横山孝行)