8日、都内で映画『君が踊る、夏』のチャリティートークショーが行われ、主演の溝端淳平(21)、少女役を演じた大森絢音(11)とジャーナリストの鳥越俊太郎(70)が出席した。同作は、実話を基に、東京から故郷の高知に一時帰京した青年・新平(溝端)が、元恋人の妹で小児がんを発病しながら「よさこいを一緒に踊りたい」と願う少女・さくら(大森)の思いに応えるため、よさこい踊りに情熱をぶつける姿を描く物語。今回のトークショーは、小児がんの患者と家族を支援する財団法人『がんの子供を守る会』とゴールドリボン基金の活動を幅広く知ってもらうために行われた。溝端は「チャリティーに参加する経験はあまりないですが、映画を通して伝えるというのは俳優としての使命だと思うので、少しでも僕らの映画が手助けになれば」と話した。4度がんの手術を受けている鳥越は、「希望があれば免疫力が強くなるという命の不思議な力を強く感じることができた」と映画の感想を語ると、溝端は「自分たちが考えているより深いテーマを受け止めてもらえて嬉しい」と感激していた。(撮影:小山伸正)