演歌歌手の山川豊(51)が27日、東京・渋谷のC.C.Lemonホールでデビュー30周年記念コンサートを行った。あいにくの雨の中、集まったファンに対して山川は、「大きなコンサートを開催する日は、よく雨が降る。ゴルフに行っても、最初晴れていても、雨が降る。すみません」とお詫びをした。コンサートでは、記念曲『我が娘(こ)へ』、『喜びの日に』(両A面)など26曲を熱唱。昼夜公演合わせて、約4000人のファンを魅了した。ファンに向かって、「感謝!感謝の30年。でも、まだ折り返し地点。バリバリ歌っていきます」と意気込んだ。会見では、30年間を振り返り、「最初からずっと泣きそうでした。いろいろ思い出して」と感極まる場面も。兄で演歌歌手の鳥羽一郎(58)について、「存在が大きかった。負けたくない、という思いでやってきた」と話し、『兄弟船』を披露。今後について、「ヒットを出すことが最大の目標。1枚1枚を手で売って、足で稼いでいきたい」と抱負を語った。(撮影:小山伸正)