ブロードウェイミュージカル『アベニューQ』の来日公演会見が6日、都内で行われた。ゲストには、作家の室井佑月(40)とお笑い芸人の椿鬼奴(38)も応援に駆け付けた。同作は、NY郊外の街、アベニューQに住む若者たちの青春と恋模様を、パペットと人間で描くミュージカル・コメディ。さらに、パペットを操作する役者の顔を隠さないので、キャラクターと役者の二重の演技を楽しめるという新しいミュージカルになっている。2003年3月にオフ・ブロードウェイで初演後、わずか5か月後にブロードウェイに進出し、翌年のトニー賞で最優秀作品賞を含む3部門を受賞した。会見では、パペットと出演者たちが、オリジナル・ナンバー『もしも君がゲイでも』、『紙一重しかない』、『アベニューQのテーマ』の3曲を披露。室井は、「一緒に歌いたくなるほどいい曲。人形たちも可愛いし、私もアベニューQの住民になりたい」と作品を気に入った様子、椿は、「英語の歌で意味が全く分からなかったけど、切ない気持ちが伝わった」と話した。公演は12月15日から26日まで、東京国際フォーラムホールCで行われる。(撮影:河崎文雄)