9日、東京・新宿の角川シネマ新宿で映画『死刑台のエレベーター』の初日舞台挨拶が行われ、出演者の吉瀬美智子(35)、阿部寛(46)、玉山鉄二(30)、北川景子(24)と緒方明監督(51)が出席した。同作は、1957年の鬼才ルイ・マル監督(故63歳)による傑作『死刑台のエレベーター』を、日本を舞台にリメイクした本作。吉瀬扮する医療グループの会長夫人が、阿部演じる医師と不倫関係になり、夫殺害の完全犯罪を企てるというサスペンス。本作で、魔性の女性に振り回される時籐役を演じた阿部は「彼は常に破滅に向かって行くんですね、そんな部分をきっちり出したいと思って演じました」と力強くアピール。吉瀬は「ジャンヌ・モローという素敵な女優さんがやられた役を演じられて嬉しかったです。帰ってオリジナル版を見てもらって、それからまた、本作を見に来ていただければと(笑)」と話した。阿部も「サスペンスが面白いなと思うのは、イライラするところです。『そのひも、細すぎるだろう?』とか、突っ込みまくるところです!」とアピールした。(撮影:河崎文雄)