NHK大河ドラマ『龍馬伝』のクランクアップセレモニーが11日、東京・渋谷の同局で行われ、主人公・坂本龍馬役を務めた福山雅治(41)、語りも務めた岩崎弥太郎役の香川照之(44)をはじめ、大森南朋(38)、平岡祐太(26)、上川隆也(45)、草刈民代(45)らが花束を持って駆けつけた。福山は、「撮影が終わったが、まだ終わったという感覚になれていない。それくらい張り詰めた気持ちで過ごしてきた1年だった」と振り返った。撮影が終わった瞬間のことを福山は「ただ言えるのは『ありがとう』という感謝の気持ち」だと涙はみせずに笑顔で話した。そして、作品を通じ「人は授かった命をどう使い切るべきか、龍馬を演じながら福山雅治の一生をどう生きていけばいいかを考える機会になった。チャレンジすることを忘れてはいけないことも、作品と香川さんに教わった」と語った。次の大河ドラマは、織田信長の妹・市の三女、江(ごう)を描く『江~姫たちの戦国~』で、来年1月からスタートする。(撮影:加治屋誠)