日本を代表するクラシック・ギタリスト、村治佳織(32)が13日、東京・表参道ヒルズでCD発売記念のプレミアム・イベントを行った。

イベントは、最新アルバム「ソレイユ~ポートレイツ2~」よりビートルズのジョージ・ハリスン作《ヒア・カムズ・ザ・サン》と村治佳織自身が大好きな映画「追憶」のテーマ《ザ・ウェイ・ウィー・ワー》、ボサ・ノヴァ風の《エル・ディア・アンテス》の3曲の生演奏の披露と、トークを交えた30分。村治佳織久々の単独イベントとあって、多くのファンが大集合。村治の華麗なギター・テクニックとトークで会場は大いに盛り上がった。

会場となった表参道ヒルズは、普段はOLやセレブ・ママが闊歩する華やかな場所。しかしこの日ばかりはスーツ姿のサラリーマンとおぼしき男性やオジサマ族が続々と詰め掛け、OLの聖地に“集結”した。プレミア・イベントに集結した観客は約800人、その約8割が男性・・・と普段では見られない光景だったが、集まった男性陣は熱心にステージ上の村治の演奏に聴き入り、プレミア・ライヴにご満喫の様子だった。

また、今回のアルバムは「心癒されると同時に、元気を分けてもらえるポジティブな気持ち」がテーマということで、MCとのトークでは、「村治佳織の元気グッズ」が話題に。会場には実際に村治が乗っているピンクのロード・レーサー(自転車)や散歩で活躍するシューズなどが展示され、それにまつわるエピソードなどが紹介された。“優雅なクラシック美人”というイメージの村治佳織の意外にも活発な一面を知り、集まったファンは興味津々でトークを聞き入っていた。

また、このプレミア・ライブの前日にはデビュー40周年を迎えるオリビア・ニュートン・ジョンのイベントにサプライズ・ゲストとして出演しており、オリビア本人の前で代表曲「そよ風の誘惑」をギターで演奏したところ、オリビアが「途中から一緒に歌ってくれて大感激した」、と往年の大歌手との奇跡のコラボをラジオの生放送でファンに報告。この奇跡の瞬間に立ち会えなかったあるファンは、イベント後のサイン会で「本当に聴きたかった。その場にいなかったのは一生の不覚」と感想を述べていた。

【アルバム情報】
村治佳織『ソレイユ~ポートレイツ2~』
【限定盤CD+DVD】UCCD-9767 価格:3,500円(税込み)
【通常盤】UCCD-1273 価格:3,000円(税込み)
ユニバーサル ミュージックより発売中

<収録曲>
1.ヒア・カムズ・ザ・サン (ジョージ・ハリソン/イョラン・セルシェル:編)
2.ギターのためのカルメン組曲 (ビゼー/佐藤弘和:編)
3.そよ風の誘惑 (ジョン・ファーラー/佐藤弘和:編)
4.フォーコ (ローラン・ディアンス)
5.オルフェのサンバ (ルイス・ボンファ/佐藤弘和:編)
6. サウンド・オブ・ミュージック (オスカー・ハマーステインII世、リチャード・ロジャース/ローリンド・アルメイダ:編)
7. アローン・アゲイン (レイモンド・オサリヴァン/佐藤弘和:編)
8-10. 大聖堂 (アグスティン・バリオス)
11. ケルン・コンサート パートⅡc (キース・ジャレット/マニュエル・バルエコ トランスクリプション)
12. ルーゼス・デ・リオ (ルイス・ボンファ/佐藤弘和:編)
13. エル・ディア・アンテス (アンディ・ピアソンズ/佐藤弘和:編)
14. プレリュード《雨だれ》 (ショパン/フランシスコ・タレガ:編)
15. ザ・ウェイ・ウィー・ワー(追憶)

村治佳織オフィシャルサイト
http://www.universal-music.co.jp/classics/kaori_muraji/uccd1273/index.html

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