歌手の小柳ルミ子(58)が2日、都内で9年ぶりの新曲『やさしくして』の発表会を開いた。集まった記者に小柳は「できれば良い記事を書いて。今まで散々苛められて…。今年59になる私に、やさしくして」と笑わせた。『瀬戸の花嫁』などヒット曲を持つ小柳であるが、「新曲を出したくても出せない9年間、どれだけ悔しかったか」と涙も見せた。新曲は、平尾昌晃(73)作曲、なかにし礼(72)作詞の歌謡曲で、小柳は「経験豊かな男女に聴いてほしい。(紅白歌合戦に)出られるように頑張ります」と意気込んでいた。「平尾先生が元気な間にたくさんの曲を作って欲しいですね。人生いろいろありましたが、これからは歌のタイトルと同じく、やさしくして下さいね」話し、「新曲をヒットさせて、私を支えてくれたファン、スタッフ全ての人たちとうれし涙を流したい。皆さんが『良かったね!』と言ってくれている姿を見ることができ、歌手冥利に尽きます。歌で恩返しをすることが、私の目標です」と感謝の気持ちでいっぱいなようであった。左手薬指に指輪が光っていたが、4歳年上の会社社長との交際に関しては「ご想像にお任せします。良い友達、仲間です」と明言は避けた。(撮影:河崎文雄)