女優の尾野真千子(29)が、2011年後期のNHK連続テレビ小説『カーネーション』のヒロインを務めることが7日、東京・渋谷の同局で発表された。物語は、大阪・岸和田市を舞台に展開され、大正、昭和、平成の時代を駆け抜けたファッションデザイナー・小篠綾子をモデルにしたもので、波乱万丈で、仕事に生き、母として生き、ファッションを通して人々に夢と喜びを与えることに生涯を捧げたヒロインとその家族を描く青春一代記となっている。昨年12月から実施されたオーディションで、1850人の中から大役を勝ち取った尾野は、ヒロインに選ばれた連絡が届いたのは3日にスーパーで買い物をしていた時だったそうで、「事務所の人から『真千子!やったよ!』と連絡が来て。その場で大泣きしました」とヒロイン決定時の話を振り返ると、「泣くつもりはなかったんですけど…」と涙を浮かべながら語った。「朝ドラに出たくて何度もオーディションを受け続けて…。今年、30歳になる年に夢がかなった」と喜びを語った。また、朝ドラの印象を聞かれ、「出たら有名になれると思っていました。親孝行できます」と話した。(撮影:加治屋誠)