原発からの放射能漏れは収まらず、福島県、茨城県産をはじめ、多くの野菜、魚介、原乳、卵などから放射性物質が検出されている。4月4日、厚生労働省が発表した震災後の912件の食品調査結果によると、75%以上の702件で放射性物質が検出されていた。

本誌はこうした公的資料をもとに、これまで放射性物質が検出された食品を調査。その結果、放射性物質の規制値を超えているにもかかわらず、すでに市場に出荷・流通している食品があったということがわかったのだ。

東京都で流通していた千葉県旭市産の春菊は、放射性ヨウ素が規制値の2倍強の4300ベクレル。長野県では、茨城県鉾田市産のほうれんそうが2倍強の4100ベクレル。愛知県や京都府でも茨城県産の規制値越え野菜が検出されるなど、判明しているだけで5件もあった。

検査情報を注視しながら、私たち自身が注意深く食材を選ばなければならない今、本誌が調査した「汚染食品」89品目の“産地&危険度”全リストから、汚染拡大のプロセスまでを全公開!

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