『第32回松尾芸能賞』の贈呈式が、30日に都内で行われ、大賞を受賞した歌手の北島三郎(74)、香川照之(45)らが出席した。同賞は日本の伝統ある劇場芸能を助成・振興し、文化や芸能の保存および向上に寄与する人に贈られるものである。歌手生活50周年での受賞に北島は「まだ50年。まだいけるぞ!とパンチをもらった感じ」と笑顔を浮かべ「演歌一筋で歩いてきましたが、これからも生かされている限り、この道をまっすぐ歩いていきます」と『生涯演歌歌手宣言』をし、今後の意気込みを語った。自身の歌手生活の引き際に関しては「周りから心配されるようになったら潔く。『花は散らないうちに』辞めると思います」と語った。また、最近の演歌界に関しては、「最近は演歌の歌い手が不作。みなさんには、もう少し演歌を愛していただいてもいいのかな」と話し、将来を案じた。授賞式では、弟子で娘婿の北山たけし(37)からは花束を贈られ、取材陣から「孫の顔が見たい?」と質問されると、「跡継ぎは期待していないよ。俺の女房は望んでるみたいだけどね」と話して笑わせた。(撮影:小山伸正)

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