お笑いコンビ・笑い飯の哲夫(36)が28日、東京大学本郷キャンパスで、仏教をテーマに特別講義を行った。仏教好きが高じ、自ら学んだ知識を生かし般若心経解説本『えてこでもわかる 笑い飯哲夫訳 般若心経』を書き下ろしたり、DVD『見たら必ず行きたくなる 笑い飯哲夫のお寺案内DVD~修学旅行でなかなか行けない奈良のお寺編~』を発売するなど、仏教の知識は豊富である。今回、学生のオファーを受け、東京大学学園祭『五月祭』で教壇に立つことになった。哲夫は550人の受講生に1時間にわたって、仏陀の教えや煩悩について熱弁をふるった。漫才をしゃべる時と同じスーツ姿で登場すると「僕みたいな鼻くそみたいな人間が仏教という厳かなことをしゃべらしてもらうというんでね、だいたいで聞いてもらえたらと思います」と謙遜しつつ笑いを誘った。ブッダとお笑い界の教祖、明石家さんま(55)との共通点について「トークで人をスベらせない点は同じ」と笑いを誘い、『煩悩』の豆知識も披露。「人間、四苦八苦というけど、数字で示すと4989。4×9は36で、8×9は72。36+72は108。煩悩の数と同じ」と自慢げに語るり東大生を驚かせていた。(撮影:河崎文雄)