演歌歌手の水森かおり(37)が31日、新曲『庄内平野 風の中』の舞台である山形県・酒田市と鶴岡市で発売記念コンサートを開催し、同曲を現地で初披露した。同曲の発売は4月6日予定だったが、東日本大震災の被災地に配慮して1日に延期した。コンサート前には庄内平野を一望できる森林公園『眺海の森』を訪問し、遠くに日本海を望む晴天の田園風景に「今回、ここが私の故郷になると思うとすがすがしい気持ち」と話し、おもいっきり深呼吸をしていた。ソメイヨシノの苗木を植樹し「東日本大震災後に桜が凛と咲いている姿が人々の心を打った。私もそのような存在になりたい」と誓っていた。また、この日酒田、鶴岡両市でのコンサートでは「もっけだの」と『ありがとう』と山形弁で挨拶した水森は、12枚目のご当地シングルとなる同曲など6曲を熱唱。約450人のファンを喜ばせた。水森は「山形には宮城県から避難されている方が大勢いると聞いてます。山形の方と一緒に元気になって、東北全体が元気になるように歌っていきたい」とエールを送り、コンサートは盛り上がり、笑いの絶えないものとなった。(撮影:江口明裕)

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