8月27日、都内で、映画『神様のカルテ』の初日舞台挨拶が行われた。舞台挨拶には歌手の櫻井翔(29)、女優の宮崎あおい(25)ら出演者が登場した。本作は、医師不足のなか24時間365日対応で多くの患者を抱える信州・松本のとある病院で働く一人の青年医師・栗原一止(櫻井)が地方医療の現実と向き合いながら、医者として、さらには人間としての在り方を見つめ直し成長していく姿を描いたものとなっている。主人公を演じた櫻井は「決して楽しい日々ではなかったですけど、こうしてすてきな作品に出会えて、役と作品に向き合うことができて、今はとても幸せです」と笑顔で撮影を振り返り、「主人公と同じように悩みながら苦しみながら重い一歩一歩を歩いていく日々の中にいる人も少なくないかも知れませんが、そういう時人は人によって救われるという思いが詰まった作品になっています。大切な人と見てください」と作品をPRした。主人公の妻役を演じた宮崎は「今日で映画のためにできることはほとんどなくなったんだなと感じました。作品が自分たちのもとを離れるのはすごくさみしいけど、みなさんの心にずっと残ったらいいなと思います」と語った。(撮影:鈴木鍵一)