10月3日、東京・渋谷のNHKで、ドラマ『使命と魂のリミット』の記者会見が行われた。会見には、女優の石原さとみ(24)、俳優の舘ひろし(61)らが登場した。
同作は、東野圭吾原作の医療サスペンスをドラマ化したもので、大病院の心臓血管外科医という現場を舞台に、過去の謎に向き合うなか、病院襲撃予告に脅かされながらも人命救助に情熱を懸ける研修医・氷室夕紀を石原さとみが体当たりで演じる。
主演を務める石原は「(演じていて)感情がギリギリのところにいます。ドキュメンタリーのように撮影してもらっていて、終わったら達成感を感じられると思います」と力強く語った。
役作りとして「医師は日ごろから縫合に使う糸結びを練習すると知って、私も自宅や移動中、撮影現場で練習をしました」と明かした。
重要な役どころとなる西園教授を演じる舘ひろしは「頑張りました。医術用語などややこしいセリフが多くて……泣きたいくらいでした」と嘆き、笑いを誘った。撮影のため用意された医療機器はどれも本物で、約8000万円の人工心肺装置をはじめ総額2億円に及ぶという。
石原も「このとおり素晴らしいセットです。こんなに豪華な作品に携われて幸せ」と感激を口にした。
(撮影:河崎文雄)