10月26日、東京・TOHO六本木シネマズで、映画『ハードロマンチッカー』が第24回東京国際映画祭の特別招待作品として公開され、舞台挨拶が行われた。
舞台挨拶には、俳優の松田翔太(26)、永山絢斗(22)、渡部篤郎(43)らが登場した。
同作は、山口県・下関を舞台に、外国人・警察・ヤクザと顔は広いが誰ともつるまない一匹狼の主人公・グーが、後輩が起こした事件をきっかけに暴力の連鎖に巻き込まれていく姿を描いたものとなっている。主人公・グーを演じた松田は
「『良くない』と思ったら(劇場から)出てもいいですからバイオレンスを感じて」と暴力描写が多い作品ということで、女性客に配慮しつつ、挨拶をした。
「僕もネットで衝撃映像を見慣れてるけど、この映画では交通事故に遭ったような、海の中でサメに出会ったような衝撃を感じてもらえると思う」と力強く語った。
グーにしつこく迫る下関署刑事・藤田を演じた渡部は「この映画の中で、僕が唯一まともな役でした」と笑いを誘った。物語の軸となるグーの後輩・辰役の永山は「言葉では言い表せない空気感が台本にあふれていて、こういう作品に参加するのは自分にとっても挑戦だったが、楽しかった」と振り返った。
(撮影:柴田悟)