10月29日、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場大ホールで、舞台『あゝ、荒野』が初日を迎え、囲み取材が行われた。囲み取材には、嵐の松本潤(28)、俳優の小出恵介(27)演出家の蜷川幸雄氏(76)が登場した。
本作は、架空の昭和の街『新宿』で、松本と小出が演じる青年2人がボクシングを通じて奇妙な友情を結ぶ物語となっている。主人公の新宿新次を演じる松本は「60年代が時代背景なので、その時代を生きたことがないので写真や資料だとか、寺山さんの原作をよく読んで、イメージを膨らませました」と話すと、役作りに関しては「絞りましたね~。体重でいうと5キロくらいは絞りました。
体脂肪は測っていないですけど、一桁ってことにしておいてください」と語った。本作では、2人のボクシング対決が見どころの一つである。小出が松本を横目に「この人、容赦がないんですよ!本当にパンチが入る時があって、ローブローに当たった時はもん絶しました」と訴えれば、松本も「段取りにないパンチを出してくる」と反論したが「信用してやるしかないので、けがすることもあるかもしれないですけど、そこはもう信頼関係でやっています」と笑顔で語った。