10月に『安全宣言』したはずの福島県産の米だが、11月末、国の暫定規制値を超える、放射性セシウムが検出されたもち米が、一部販売されていたことが判明した。これからは年末年始と、お餅を食べる機会が多くなる季節。はたして市販のお餅は大丈夫なのだろうか?

「餅は精米、洗米、さらに餅になるときに水分を吸収するため、お米よりも放射性物質が検出される可能性は極めて低いでしょう」

と語るのは、加工食品の調査をしている『食品と暮らしの安全基金』の中戸川貢編集委員。

「それでも内部被曝を心配する方は、豆、ごま、海藻は、カリウムが豊富でセシウム対策になるので、磯部巻き、きなこ餅、ごま餡などで食べたら、より効果的です」

今回、大手製餅メーカー12社に、「福島県産の餅米を使用しているか」と、アンケートを実施したところ、この繁忙期のなか、6社が真摯に回答してくれた。

越後製菓株式会社「今年度の福島産もち米は使用していない」
株式会社きむら食品「今年度の福島産もち米の使用は予定なし」
サトウ食品「今年度の福島産もち米は使用していない」
たいまつ食品株式会社「使用せず」
株式会社たかの「切り餅には使用せず」
マルシン食品株式会社「使用せず」

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