『日光江戸村25周年記念』作品として製作された映画『忍道—SHINOBIDO—』。主人公の女忍者・お甲(佐津川愛美)を見守る里の中心人物の巫女を演じているのは、研ナオコ(58)だ。
「お話をいただいたときは『ヤッターッ!』ってよろこびましたが、台本を見たらおばあさん役でした(笑)。でも、声をかけていただいたことは本当にうれしいです」
と語る彼女。重要な役の巫女だったが、セリフは使い慣れない言葉ばかり。彼女は共演者の足を引っ張らないようにと、懸命に役作りにのぞんだという。
「私は、残念ながら殺陣のシーンはないのですが、主役の愛美ちゃんをはじめ、みなさん合宿して真剣に練習されていました。最後にはまるでひとつのチームのような一体感もありましたね」
映画には日光江戸村のスタッフも出ており、迫力ある立ち回りシーンを生み出しているという。この日、ニナ・リッチの衣装に身を包み、変わらないスリムな体形で現れた彼女は、最後にこう語った。
「忍者は、日本文化のひとつとして興味深い存在ですから、海外でも楽しんでもらえる作品だと思います。派手なアクションだけではなく、きちんと人間が描かれています。今度は、ぜひ私も殺陣をやりたいんですけどね(笑)」