大阪維新の会で「次の国政選挙に300人を擁立し、200議席当選させる!」と国政への殴り込みを表明した橋下徹大阪市長(42)。その結果、みんなの党、石原新党、民主党まで各党からのラブコールが殺到。いまや永田町の台風の目となっている。
しかしいざ国政に出るとなると、莫大な費用が必要となりリスクも高い。永田町関係者はこう語る。
「国政選挙では1人当選させるのに数千万円から1億円かかるといわれます。落選すればすべてが無駄金になる。でも市長の側近は『橋下さんはそのリスクをすべてクリアした』と話していたそうです」
すでに資金面での支援者をきちんと確保できているというのだ。そのキーマンについて橋下市長は断定をしていないが、ソフトバンクの孫正義社長(54)という声も上がっている。
「孫さんはツイッターなどで橋下さんの選挙応援をしていた。また、孫さんとは反原発で意見が合って、意見交換を通じてより親しくなったと考えられます」(経済部記者)
そしてもう一方にもキーマンが。元所属事務所タイタンの爆笑問題と、社長の太田光代だ。
「爆笑問題と光代さんは『ふるさと納税制度』を使って、大阪府に1000万円を寄付しています。光代さんは蓮舫議員とも仲がいい。蓮舫議員は野田首相とのパイプも太いし、橋下さんがその気になれば与党・民主党との連携も可能でしょう」(政治部記者)
政界の寵児となった橋下市長が最後に手を組むのはいったい誰なのか――。