昨年の年末ジャンボ宝くじで、あの東日本大震災による津波被害に遭った売り場から、震災後初めての1等3億円が出た!
場所は、宮城県石巻市の『石巻中里チャンスセンター(以下・CC)』からだ。ここで働く阿部栄子さんは言う。
「あの津波で売り場は1.5メートルの高さまで浸水しました。販売員4人全員の自宅も津波の被害にあいました。昨年6月29日にようやく販売を再開したのですが……。まさか半年で3億円が出るなんて」
このCC、もともと’01年’02年と続けて億を出している地元の人気店だった。それが大津波の被害を受けて、やむなく仮店舗で販売再開。その仮住まいのお店から、3億円が出たのだ。
今年1月18日、ようやく元にあった場所へ戻って『石巻中里ヨークベニマルCC』として再出発。2月14日発売になる今年の初売りジャンボは「東日本大震災復興支援」として、1等前後賞合わせ史上初の5億円となる。
「ボックスと販売員は、3億円を出したときと同じ。運気はそのまま、気持ちは初心に帰って今度は5億円出しますよ」(阿部さん)