給料・ボーナスは下がり、消費税は増税? なのに年金は減っていく可能性大。もう国も政治も当てにならないこんな時代に、自分の身は自分で守ろうと新たな保険が次々登場しているという。

「預貯金代わりに活用できる保険があります」と話すのは、ファイナンシャルプランナーの田中香津奈さん。その保険とは、『終身介護保障保険』(ソニー生命)だ。「給付条件が65歳以上になると公的介護と連動します。要介護2以上なら、保険の保障から介護年金を一生涯受け取れる。とくに解約払戻金の払戻率も高いんです」

保険料を一時払いした場合、40歳で加入し47歳以降での解約なら100%以上戻ってくる。それが徐々に上がり、73歳以降は133.34%で固定されるのだ。貯蓄を移すつもりで考えるのも良いのでは?

医療保険に関してはポイントがあると言う。「ひと言で『女性疾病特約』といっても保障の範囲はさまざま。たとえばがんでも子宮がんだけだったり、すべてのがんをカバーするものだったり内容が違うのです。入院給付金の限度日数や手術給付金の対象範囲もきちんと確認することが必要です」

田中さんがすすめるコストパフォーマンスが高い女性向け医療保険はつぎの3つ。まず、安くて幅広くがんに対応しているのが『CURE Lady』(オリックス生命)だ。保険料は30歳で2045円で、ケガや病気で入院したときの入院日額は5千円、女性疾病で入院したときは1万円となっている。

「手術給付金は、一律入院給付金の20倍など、わかりやすさも魅力です。また、女性疾病特約では、女性特有のがんに限らず、すべてのがんも対象になるので、がんで入院したときは入院給付金が上乗せされます」

お次は、先進医療で交通費も出せる『&LIFE新医療保険α』(三井住友海上あいおい保険)だ。保険料は30歳で2562円で、同じくケガや病気で入院したときの入院日額は5千円、女性疾病で入院したときは1万円となっている。

「先進医療を受けた時に、病院までの交通費や宿泊費が出る唯一の保険会社です。たとえ病院が遠方で頻繁に通うことになっても、新幹線代や飛行機代が出るので、安心して治療を受けることができます。また、女性疾病特約ですべてのがんが対象になるのもメリットです」

最期は、無料で医療相談にのってくれるという『やさしくそなえる医療保険』(メットアリコ)だ。保険料は30歳で2172円で、同じくケガや病気で入院したときの入院日額は5千円、女性疾病で入院したときは1万円。

「日本を代表する優秀な病院や医者を紹介してくれます。そのほか、健康、医療、介護、育児といった電話相談に24時間応じてくれるT‐PECが無料で付いてきます。また小額手術給付金特約を付けると、ものもらいや中耳炎、扁桃炎も保障の対象になります」

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