2月4日、都内の首都高速道路でバイク事故を起こし、両脚・頭蓋骨骨折という重傷を負った料理研究家のケンタロウ(39)。彼の母親は、同じ料理研究家の小林カツ代さん(74)。彼女は、2005年8月にくも膜下出血で倒れ入院していた。
雑誌やテレビ出演など多忙をきわめていたカツ代さんだが、その後、1度も姿を見せていない。ケンタロウの事故から1週間後、カツ代さんの自宅を訪ねると、応対したのはケンタロウの姉だった。
「母はこちらの自宅にはおりません。まだ療養中です。いま病院のようなところにおりましてリハビリしています」
今回のケンタロウの事故について、カツ代さんもさぞ心配しているはずだが――。
「ええと、ですね……。母にはまだ弟の事故のことを知らせていないんです。血圧とか上がったりしても大変なので……」
姉は言い淀んだが、カツ代さんは息子が事故を起こし、重傷を負っていることすら知らない状態だというのだ。彼女の”仕事復帰”についても聞いてみたが、こう答えた。
「それはもう……。ちょっと年齢が年齢なので、復帰は難しいかなと思いますけど。いま74歳で今年は75歳になりますから」
くも膜下出血の療養7年。カツ代さんの料理研究家としての現役復帰は、もはや難しい状態だという。普通の日常生活は送れているのかについても聞いてみたが、「その部分は、母がかわいそうなので、すみません……」と、姉は言葉を濁した――。