2月22日、東京・渋谷オーチャードホールで、故手塚治虫の漫画を元にし、ダンスで表現した出演作『テヅカ TeZukA』の会見が行われ、俳優の森山未來(27)が出席した。

本作は、ベルギーの世界的振付家シディ・ラルビ・シェルカウイが、手塚治虫の創作世界から想を得たダンス作品であり、イギリス、日本、ベルギー3カ国の共同制作で、昨年9月にロンドンで初日を迎えて以降、ローマや香港などワールドツアーが展開されている。

すでにローマ、香港公演にダンサーとして参加している森山は「日本でしか舞台をやったことがなかったので、オーディエンスもほとんど日本人じゃないなか、舞台に立って感じたのは、自分とオーディエンスの距離感は普遍的だった。より舞台に立つのが好きになった」と話した。

森山は「僕の4割くらいは手塚治虫さんでできているというくらい、尊敬してやまない」と手塚作品への愛情を熱弁していた。凱旋公演に向けて「手塚治虫さんの世界をどうダンスで昇華するのかとか、思ってる人が多いと思うけど、ラルビと手塚治虫のコラボレーションで、また違う感覚の手塚さんの世界を感じられるはず」と語った。(撮影:柴田悟)

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