まだ「セクハラ」という言葉も知られていなかった1980年。3人のOLが卑劣な上司をやっつける、痛快なブラック・コメディ映画として大ヒットした映画が『9時から5時まで』。その後近年ミュージカル化され、ブロードウエーでまた大ヒット。2009年には最高の舞台作品に贈られる「トニー賞」にもノミネートされた。その日本版舞台の初公演が、いよいよ東京からスタートとする。

舞台は、男性優位主義の大企業。パワハラ&セクハラしまくりの上司・ハートには石井一孝。3人のOLメンバーには、やり手だが女性ゆえに評価されない子持ちの未亡人・バイオレットに草刈民代。夫に浮気離婚され初めての会社勤めに戸惑うジュディーに紫吹淳。そして、セクシーな容姿のせいで上司の愛人と誤解されているドラリー役には、友近(38)が抜擢。その製作発表で、友近の「セクシーOL宣言」が注目を浴びた。

「私は何もしていないのに、周囲から『男に媚びてんちゃう?』と見られる、損な女のコ。自然で美しいグラマーさが出るよう、これから7キロやせようと思っています。じつは私、マツコ・デラックスさんから『あんたは、芸能界でいちばんエロ』と見破られたことがあるんですよ(笑)。ほかならぬマツコさんの洞察力から出た言葉ですから、ご期待に応えないと」

ちなみに、友近の理想のセクシーを聞くと「かたせ梨乃さん」とのこと。そんな彼女に、これまで芸能界でのセクハラ経験はあった?

「Mr.オクレさんがお尻を触ってきたときに『何してんの!』と怒ることがあります。けど、あれはオクレさんの芸のひとつみたいなもんだから。もし実際に何かされたら、私はきっぱり『イヤだ』と言うでしょうね(笑)」

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