3月15日正午前。グレーのハンチングにマスク姿の男性が右手で杖をつき、都内の病院の救急口からひとりでゆっくり歩いて出てきた。地井武男(69)だった。“目が見えない”と訴え、彼が緊急入院したのは1月下旬。しかし、原因がわからず総合病院に転院。視力は回復したが、「無理をすれば心不全の恐れがある」と診断された。その後、すべての仕事をキャンセルし、治療に専念していた地井。この日...

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