「キョンキョンは”僕らの姉さん”って感じです。『飲み物足りてる？』って、酒席での気配りは中田英寿ばりの視野の広さです。それがさりげなくて全然嫌みじゃないんですよ」と語るのは、スチャダラパーのBose（43）。キョンキョンこと小泉今日子(46)とは、20年以上の付き合いになる。まずその彼に、彼女の酒の飲みっぷりを紹介してもらおう。
「キョンキョンは……お酒は、めちゃくちゃ飲みますよ（笑）。リリー・フランキーいわく『代官山には、小泉今日子が落ちてるときがある』と。酔っ払ったキョンキョンが、坂を上れず転げ落ちてる、その風景を詠んだものらしいのですが。それぐらいの飲みっぷりです（笑）。僕はほとんど飲まないので、飲んでるキョンキョンを見ているのですが、スイスイ、ツルーッと実に男前に飲むんです。スペシャルな芸能人なのに、都内の呑ん兵衛が行きつくような変な子汚い電波バーでも朝まで飲む。しかも馴染んでる（笑）」
次にキョンキョンの飲みっぷりを紹介してくれるのは、脚本や演出など多方面で活躍する大宮エリー（36）。彼女によると小泉はとても料理上手で、出汁なども丁寧にとるという。大宮が忘れられない一品は、2人で飲んだ翌朝に小泉が自宅で作ってくれた”大根の味噌汁”。それはまさに酔っぱらいの胃袋を知り尽くした味で「しみじみこの人と結婚したいと思いました（笑）。ダメなとこは酔いすぎるとこぐらいですね（笑）」と大宮は話す。そんな彼女に、ある日小泉から「酔っぱらった～助けて！」と着信が。
「新橋で会合中だったんだけど、行かねばと。『彼氏？』『そんなところですな』なんて言って、タクシー飛ばして行きました。そしたらキョンキョンが倒れてて。酔っぱらって立てないんです。しかも、ベロベロなのに『もう一軒行こうよ』と（笑）。しぶしぶ、バーに入りました。するとキャンドルの炎を手で摑もうとするんです。『熱いでしょ』って言っても『熱くない！』とか言って、でもたまに『アツッ』ってしてる（笑）。なのに、翌朝『ごめん、全然覚えてない』って連絡がありました（笑）」
