「最初は松嶋さんとは気がつきませんでした。ほかのお母さんはみなさん髪をセットしていたのに、松嶋さんは服装も地味だったので……。でも、それが逆に好感を持てましたね」(保護者のひとり)
3月下旬の朝9時過ぎ、都内の小学校に松嶋菜々子(38)の姿があった。ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)に続き、月9ドラマ『ラッキーセブン』(フジテレビ系)でも平均視聴率15.59%と今季トップに輝いた松嶋。2クール連続で”視聴率の女王”の実力を見せつけた。
だが、この日は、カーキ色のスプリングコートにパンツ姿。黒ぶち眼鏡に髪を後ろで束ねるという”地味ママ”の格好で、女優オーラは封印していた。小学1年生の長女(7)が通う小学校で保護者会が行われていたため、松嶋は愛娘の学校へと駆けつけたのだった。
「松嶋さんは4月の1年生保護者会から欠かさず出席しています。『家政婦のミタ』の撮影がはじまる昨年9月には大規模地震対策避難訓練が行われましたが、その訓練にも参加して長女の引き取りに来ていました。10月下旬にも保護者参観日がありましたが、彼女は反町隆史さんとご夫婦揃って出席していましたね」(前出・保護者)
その翌日、一転して華やかに着飾った彼女が現れたのは、東京・六本木のラウンジ。『ラッキーセブン』の打ち上げが行われていたのだ。松嶋は、髪を束ね、耳にはゴージャスなアクセサリー、ベージュのジャケットにヒョウ柄のトップス。スキニーデニムに黒のハイヒールをあわせるなど、前日と同じ人とは思えないほどのおしゃれ上級者ぶりだった。
「最初は、主演の松本潤さんの挨拶から始まりました。そのまま彼が乾杯の音頭を取り、そのあとはNG集のVTRが流れていました。松嶋さんもみんなも、撮影の時を思い出すかのように、楽しそうに眺めていましたね」(ドラマスタッフ)
一夜にして仕事のオンとオフを切り替えた松嶋。その転成ぶりに視聴率女王の秘密がうかがえた——。