5月7日、東京・帝国劇場でミュージカル『エリザベート』のPR会見が行われ、子役の加藤清史郎(10)が出席した。
本作は、1992年にウィーンで初演されたハプスブルク家最後の皇后エリザベートと黄泉の帝王『トート』との禁じられた愛を描いたミュージカル。日本では1996年に宝塚歌劇団で上演され、今回の東宝制作版は2000年の帝国劇場での初演から900回以上の上演を重ねる大ヒット作となっている。
ミュージカルは2度目の挑戦となる加藤は「前回とは役の性格もまったく違うので、その辺を演じるのが難しかった」と明かし、「テレビでは撮り直せないところがあるけど、ミュージカルは1回やったことを繰り返しできて、そういう緊張感があって次こうしてみようというのができる」と、大人顔負けのコメントも。歌唱シーンについては「練習してます」と笑顔を見せ、「点数は?」と尋ねられると、高嶋政宏(46)が、「100点超えてるから難しいよね」と代弁。これに加藤は恐縮。「80点です」と、苦笑いしていた。
また、主演のエリザベートを演じる春野寿美礼(39)は「清史郎君をはじめ、稽古場では、子役たちがみんな元気いっぱいで、礼儀正しくてこっちが見習わないといけない」と話した。(撮影:柴田悟)