5月23日、東京・青山劇場で劇団☆新感線の舞台『シレンとラギ』の公開稽古が行われ、主演の藤原竜也(30)と永作博美(41)が登場した。
本作は、日本でいう南北朝を想起させる時代を背景に、対立する敵国の独裁者暗殺を命じられた若き暗殺者・ラギと、闇の任務を司る暗殺部隊の中でも、数々の武勇伝が語られる毒使いのシレンの2人を中心に取り囲む人々の愛憎が入り組み合う深い人間ドラマを描く。
『劇団☆新感線』の公演アンケートで、常に『出て欲しい俳優』ランキングの上位に位置し、同劇団初参加の藤原は「『劇団』というのは独特な雰囲気で面白い。今まで触れてこなかった環境で、客演というのも初めての経験。大変なこともありますが、『芝居』をするということにおいては大きな違いはなく、『劇団』という環境は面白いです」と刺激を受けていた。
そんな藤原と、親子役を演じている古田新太(46)は「僕の楽屋でいつも一緒にビールを飲んでいます。親子やってます!」と語り、仲の良い様子を明かした。19年ぶりの新感線作品に永作は「本望です。この先、何を目標に立てようかというくらい」と充実の表情をみせた。(撮影:河崎文雄)