5月21日、朗読『宮沢賢治が伝えること』を終えた伊藤蘭(57)が東京・世田谷パブリックシアターから出てきた。楽屋口には、直立不動で蘭を見送る青年が。ジーンズに白シャツ、淡いブルーのジャケット姿。両手は指先まで伸び、緊張しているようにも見えた。
青年と並んでいたのは水谷豊(59)と蘭の愛娘で、昨年3月に女優デビューした趣里(21)だった。小顔の目元は蘭によく似ている。迎えの車で母娘一緒に帰宅するのかと思いきや、趣里は「バイバイ」と走りだす車に手を振り、青年は深々と頭を下げた。車を見送ると、2人は歩いて劇場をあとにした……。
「その男性は田島優成くん(24)ですよ。5月2日から6日まで下北沢の舞台『黄色い叫び』に主演、趣里さんと共演した俳優です。その舞台共演を依頼したのは田島くんだと聞いてます」(舞台関係者)
田島は’06年に俳優デビュー。’10年の蜷川幸雄演出舞台『ヘンリー六世』にも出演した新進気鋭のイケメン俳優だ。昨年7月には蜷川演出の舞台『血の婚礼』で蘭と田島は共演していた。水谷もその舞台を鑑賞している。蘭との共演がきっかけか、田島は少なくとも1年前から水谷家と交流があったという。
「今回の稽古は4月7日から始まりましたが、素直で真っ直ぐな趣里さんと田島くんとの距離はどんどん縮まっていたとスタッフは感じていたようです」(前出・舞台関係者)
母親の蘭は、2人の交際をすでに公認しているようだ。
「朗読公演のときも楽屋では趣里さんが差し入れたケーキを食べながら、蘭さん、趣里さん、田島くんの3人で水谷さん主演の映画『HOME 愛しの座敷わらし』の話や田島くんの舞台の話で盛りあがっていましたよ」(前出・舞台関係者)
水谷と蘭も、ドラマ共演から交際し結婚している。娘を溺愛している水谷の思いについて、テレビ局関係者はこう語る。
「水谷さんは毎日、趣里さんのことが気になって仕方ないようですよ」