5月30日、都内で、『東京家族』の製作報告会見が行われ、妻夫木聡(31)、蒼井優(26)、山田洋次監督(80)らが出席した。

本作は、山田監督の81作目となる新作で、瀬戸内海の小島から上京してきた老夫婦と3人の子供を軸に家族の絆と喪失を描く物語。3月11日に発生した東日本大震災の影響で撮影が延期され、震災に触れる芝居も盛り込んだという山田監督は「撮影を延期してよかったのか悩み、焦りもあった。こうやって今日を迎えられることができて、今では判断が正しかったと思っています。」と語った。

山田作品に初参加の妻夫木は「監督の、一つ一つの考えに触れられるだけで参加できてよかったと思えます」と振り返り「人間が持つもどかしさゆえの面白さがうまく作品に現れていると思う」と自信を見せた。

また、妻夫木は、吉行和子(76)が演じた母親の存在が重要だったといい「僕にはお母さんに見えたんです」と告白。隣の吉行が「歳も離れているのに、こんなに話しかけてくれるなんて、なんて優しい人だと思っていたけど、ようやくその訳がわかりました」と納得。「だってね、『入浴剤は何使っているんですか?』とか聞いてくるから、と笑いながら振り返っていた。(撮影:柴田悟)

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