「堤さんは5月27日まで別の舞台に出演していて、昨年の大震災以降『地元の方々の力になれれば』と考えていた仙台出身の京香さんとのスケジュールがたまたま合致したようです」(舞台関係者)
鈴木京香の44歳の誕生日前日の5月30日。朗読『宮沢賢治が伝えること』(世田谷パブリックシアター)で共演した京香と堤真一(47)。かつて結婚目前とまで噂された2人の共演が話題をよび、昼夜2回公演の前売り券は即日完売という注目度だった。
2人は13年前に映画で共演し、交際に発展。’01年には入籍目前といわれたが、同年の秋に破局している。
「破局の原因は、堤さんの浮気だと言われています。決定的だったのは、堤さんと共演女優との”東京ディズニーランドデート”。2人きりではなかったそうですが、隠していたことで、京香さんにとっては裏切られたという思いが強かったようです」(芸能関係者)
今回の公演当日、先に楽屋入りしたのは京香だった。午前11時前。黒のロングスカートにシックなプリントのブラウス。大ぶりのサングラスをかけ余裕の笑みを浮かべて歩く姿は、大女優のオーラが漂い堂々としていた。45分ほど遅れて、堤が楽屋に入る。黒のパーカに黒の帽子。京香とは一転して伏し目がちの様子だ。
昼の公演終了後にいったん楽屋を出たときの京香の表情は、朗読の出来に満足だったのかさらに柔らかだった。彼女が楽屋に戻ったのは、夜の公演開始の2時間前。久々の”元恋人同士”による共演は、予定を10分ほどオーバーする熱演だった。会場にいた観客は上演中の2人の様子をこう話す。
「朗読は今回が初めてということもあってか、舞台では台本を持つ手が少し震えるなど堤さんのほうが緊張気味でした。京香さんは、もう過去はふっ切れた感じで朗読に集中する女優魂を見せつけていましたね」