AKB48の27枚目のシングルを歌うメンバーを選ぶ、『第4回選抜総選挙』が6月6日、日本武道館で開催された。メンバー237人が立候補。投票数も過去最多の138万4千122票にのぼり世間の注目を集めた。そして今回、努力の末、圏外から36位に躍進し注目されたのが仲谷明香(20)だ。
今年の4月に自叙伝『非選抜アイドル』を上梓した仲谷。この本は現在5万部のベストセラーとなっている。彼女が総選挙の舞台裏を本誌に話してくれた。2位に輝いた渡辺麻友(18)は楽屋で意外な一面を見せていたという。
「麻里子さま(篠田麻里子・26)の5位から、さっしー(指原莉乃・19)の名前が呼ばれるまで、会場は驚きと興奮でザワザワとしてました。2位になったまゆ(渡辺麻友)は、こういうイベントは得意ではないタイプ。楽屋では『昨日の撮影何時までかかった?』と、選挙に関係ない話をしてましたね」
仲谷は、非選抜メンバーにも居場所があるのがAKBの強みだと話す。
「私、AKBは懐ろが深いと思うんです。非選抜にも居場所があります。ただそれは、競争を放棄せず、正々堂々と戦い、華々しく散って勝者を引き立たせる、という敗者の責任を果たしている人にとっては、ですが」
大島優子(23)が1位に返り咲き、幕を閉じた今年の総選挙。237人の少女たちの真剣で真摯な思いが、今年も日本を熱くしてくれた。