大人気のNHK朝ドラ『梅ちゃん先生』。堀北真希(23)が演じるヒロインの梅子は現在、父が教授を務める病院でインターンとして奮闘中だ。そんな彼女に医学面のアドバイスをする医師のひとりが、東邦大学の高松研医学部長。高松さんが収録秘話を語ってくれた。
「私が堀北さんに聞かれましたのは、医療器具の持ち方などです。『こういう持ち方で大丈夫ですか?』とか、技術的な部分がほとんどでした。彼女は、本当によく勉強されているなと思いました。いまは、いわゆる”できる医師”っていう雰囲気ではないですけどね(笑)。でも、一生懸命に”人を診る”という”医師のオーラ”を、堀北さんは頑張って出しておられると思います」
22%を超える高視聴率を記録している人気の理由を、高松さんは「もちろん、主演の堀北さんの魅力が大きいのでは」と見る。高松さんは”教え子”の堀北に、感心するばかりだったという。
「特に印象的なのは、顕微鏡の実習のシーンでした。当時の顕微鏡は単眼で、顕微鏡の焦点を合わせる設定を自分でしなければならないんです。そこから撮影したのですが、その焦点を合わせるプロセスを堀北さんは知っていたんですよ。彼女には中学で習った記憶が正確に残っていたんでしょうね。『こうするんですよね?』って、基本的な操作をご存知だったことにびっくりしました」
さらに、堀北たちキャスト陣の収録スケジュールのハードさにも、高松さんは驚きを隠さない。
「私は、局に朝の10時ごろから夜11時ごろまでいたんです。堀北さんたち出演者は、朝の6時ごろからスタートして、夜遅くまで現場にいると話していました。そのあいだ数話分の撮影を、着替え、リハーサル、本番……、とこなしていくのには感心しますよね。私が収録現場で立ち会っていたときには、堀北さんがNGを出すことは、ほとんどなかったですね」