7日、都内で、アニメ映画『グスコーブドリの伝記』の初日舞台挨拶が行われ、俳優の小栗旬(29)が出席した。
1985年に公開された映画『銀河鉄道の夜』の杉井ギサブロー監督やキャラクター原案のますむら・ひろしが再集結した宮沢賢治原作のファンタジー・アニメーション映画。幼いころ、森を直撃した冷害で家族を失った主人公ブドリが成長し、再び森を襲う冷害に立ち向かう姿を描く。心優しい兄ブドリの声を小栗が、その妹ネリの声を忽那 汐里(19)が演じている。
小栗は、着物姿で、宮沢賢治の故郷、岩手県花巻市の賢治まちづくり課にもらった帽子をかぶって登場。あいにくの空模様に「七夕でこんな天気ですが、『雨ニモマケズ』全国に届くよう願っています」と賢治の名フレーズを引用しあいさつした。
この日は七夕ということで、登壇者それぞれが願い事を発表することに。小栗は「ブドリが沢山の人のもとに届きますように」と記したが、小さく「月9もね」と書き添え、9日スタートのフジテレビ系主演ドラマ『リッチマン、プアウーマン』を『便乗』PR。そして「あさってから始まるので、ぜひそちらもお願いします」と観客にPRして会場の笑いを誘っていた。(撮影:高田太郎)